アオトのコゴト

ここは文字に臆病になった僕が通う診療所

アイデア帳は一冊でいい

こんにちは、アオトです。

ずっとどうしたもんかと頭を抱えていたことがある。それは、ぼくのメモ帳の数だ。

 

今手元に8冊ある。どれも最後のページまで使い切っていなくて、中途半端な状態。書いている内容もバラバラで、前職の仕事のメモだったり小説のプロットの端切れだったり漢字の練習だったり。新しいノートを買うたびに「今度こそはこの一冊にすべてをつぎ込むぞ」と意気込んでも、結局使いきらないうちに次のノートに目移りする。「これはさほど大事なことじゃないから、前使ってたノートに書こっ」と、新旧のノートを往復することもしばしば。その結果がもたらすのは、どこに何を書いたのかわからなくなる状態だけ。このまま作業をしても意識が散漫になるし、脳みその本棚が散らかっているのを具現化しているに他ならない。その状況がずっと続いていてすごくいやだったのです。

で、先日思い切って今まで使っていたものをすべて捨てることにした。今まで何度チャレンジしても、もったいない病が発病してしまって、ただ積み重なっていくのを眺めていただけだった。変えなければ。その習慣をぶち破る。ぼくは意を決した。断腸の想いで。

 

捨てるにあたって1ページごとに見返して、重要な、というかおもしろそうな内容のものを新しいノートに書き写す、いわば移植手術に勤しんでいる今日このごろ。

 

新しく買ったのは、月光荘クロッキー帳。たまたま立ち寄った文房具屋で発見。表紙が藍色と水色を混ぜたような日本らしい色合いで、見た瞬間手にとってレジに直行した。表・裏表紙のホルンのシンボルも可愛らしい。

 

そもそもぼくは建築学科生だったせいか、クロッキー帳にアイデアを書く(描く)クセがあって、それは卒業してからも連綿と続いている。一度、ツバメノートを買ったことがあったんだけど、それもあんまり長続きしなかった。罫線つきのノートにはどうしても抵抗があるのだ。もっと自由に書きたい。横にまっすぐじゃなくて、適当に。

 

小説家で、小説家目指してる人でクロッキー帳使ってる人っているのかな。もしいたらすっごい仲良くなれそう。「小説家でクロッキー使ってるやつに悪いやつはいないぞ」とサリンジャー先生も言ってたことだし。←注)嘘です。

 

で移植手術をしていた昨日。なぞのメモを発見した。間違いなくぼくの筆跡で、昔愛用していたHI-TECの0.4グレーで書かれていたし疑いようもなく発信はぼくなんだけど。

 

どういう意味かわからない。それがこちら。

 

フランチャイズ 乳首」

 

昔の自分とハイタッチしたくなった。