アオトのコゴト

ここは文字に臆病になった僕が通う診療所

無職はダサいよ。でも脱皮だよ。

報道番組なんかでよく、犯人を示すテロップが「◯◯ ◯◯◯ 28歳 無職」と出たりする。「無職っておいおい働けよ」って思ってたんだが、いまの僕の状況じゃ他人ごとではない。ましてや「自称小説家」とか「自称ライター」なんて肩書きが付いた日には目も当てられない。おーこわ。

いや、何か罰せられるようなことがあればだけど。

 

突然なんでこんな事を書きだしたかというと、今日正式に退職届を会社に提出した。毎日通っていた会社の入り口が、完全に「出口専用」になった2016年1月25日の月曜日。社内の人には「アオトは体調不良で休養中」と社長と経理総務の上司は伝えてくれていたのだが、最後に挨拶の時間を設けてもらったので「適応障害」の話を自分の口でしてきた。

 

会社に行く前はゲロ吐きそうで、足も正直震えていた。けどなんだろ。行ってみると案外すっとした。引っかかっていたものがとれたような。それはきっと、社内の人たちが僕に向けている目が温かくなかったからだろう。これは僕にとってすごくプラスに捉えられることだった。惜しまれつつだと悔いが残る。そういう雰囲気はそりゃそうだけど皆無だった。そこで思った。これでちゃんと前に進めるって。

 

というわけで、完全究極体ニートになりました。28歳、既婚。グレートモスもセルもびっくりでしょ。しかも「適応障害」も完治せぬまま、「社会人」の肩書きを失った。最高に最悪で最高だ。

 

これからは小説書いて、映画観て、本読んで、家事して、小説書く生活。めっちゃシンプルですな。とにかく病気が完全になるまではそんな生活を送る。こんな悠長なことを言わせてもらえるのは、両親もとい、奥さんのおかげ。それに尽きる。

 

さて、どうなる2016年。無職はダサいよ。でも脱皮だよ。

 

ちゅう辛気臭いことをようつべで山本彩の弾き語り「365日の紙飛行機」を 聴きながら

書いてる。歌詞が、全く、入ってこない笑