アオトのコゴト

ここは文字に臆病になった僕が通う診療所

BUMPにまたもや励まされる

今日の朝、奥さんに突然頬をつままれ「太った…太ったよー!」って言われたんです。

 

自覚はあった。そりゃあ、会社に勤めていたときのセブイレのピーナッツコッペと缶コーヒー1本を公園で食べる生活から、自宅で残りもののおかずとお茶碗に入ったご飯を食べる生活に変わったのだ。どちらが充実しているかなんて、一目瞭然。それに追い打ちをかけて移動距離が確実に減った。そして一日中座っているとなると…そりゃあ太るでしょうね。つら。

 

というわけで、早速ランニングをすることにした。とにかく今日、1日目は30分。それでもかなりキツい。走る前は「最近運動全くしてないから、いきなり走ったら膝痛めそうだな」と心配していたのだけど、膝より先にふくらはぎにきた。これはマズい。高校生のときのじぶんとすれ違ったら鼻で笑われる。日々のランニングとか、善人じみたことはしたくなかったんだけどな。でも、「ニート主夫、自称ライター、自称小説家」に「デブマイセルフ」までついちゃあシャレにもならん。背に腹は変えられない。背に脂肪はつけたくねー。

 

ただ唯一の救いは、走ることがそれほど苦じゃないということ。ぼくは小学生のころからバスケをしていたので、しょっちゅう自主練で走ったりしていた。トレーニング中はいつも、イヤフォンを耳に嵌めて音楽を聴きながら走る。その時間が好きだった。当時は、iPhoneはおろかiPodもなかったのでMDプレーヤー(今の子ってMD見たことあるのかしら)。その四角い手のひらサイズの再生機をポケットに入れていたんだけど、走っていると振動でプレイヤーの蓋がパカッと空いてしまうのでゴムバンドをグルグル巻きにしていた。しかも重たい。懐かしいなあ。今は、ずいぶん軽くなったもんだよ。重いのはじぶんの身体だけ笑。

 

で、今日は走っていた30分間、BUMP OF CHICKENのニューアルバル「Butterfiles」を聴きならがら走った。昨日発売だったけど、遅ればせながら今日都会まで出向いて買ったものを早速iPhoneに。ただねえ、買いに行く前、家を出るときにデパス飲み忘れちゃって電車の中は不安で死ぬかと思った。これほんと早く治ってほしいです。

なので、わき目もふらずタワレコ行って、他のCDを物色することもなく、家までとんぼ返り。それで1時間半かかるのだからまいったもんだ。

 

「RAY」から2年ぶりの今回のアルバム。期待通り。いや、期待以上。今回、なんか励ますような、応援するようなメッセージのこもった曲が多かった気がする。特に「大我慢大会」とがすごいツボで、これ「才能人応援歌」と関連してるのかなとか思いながら聴くのもまた楽しいのです。

 

ああ、もうBUMPに救われるのは何回目だろう……ほんとに数えきれない。最近では、あの職場に行く前、「オンリー・ロンリー・グローリー」と「fire sign」を電車のなかで繰り返し、くりかえし聴いて「大丈夫…大丈夫…大丈夫」とじぶんに言い聞かせていたのを思い出す。

 

ぼくがBUMPを知ったのは14歳の頃。もう15年前だ。まだクラスメイトでも知っている子が1〜2人しかいなかった時代。今でも「天体観測」のPVを見た衝撃は脳裏に焼き付いているし、「K」を聴いたときは、CDプレーヤーにへばりついて泣いた。音楽を聴いて涙を流したのはそれが初めてで、なんか青春こじらせた感ハンパなくてすごく恥ずかしい。けれど、それがBUMPは聴き続けるバンドだと確信した瞬間だったのだ。

 

その頃は、BUMPが好きって言ったら「オタク」とか「腐女子が好きそう」とか、「厨二やん」とかいう言葉が飛び交う時代が来るなんて思いもよならかったんだけど。まあ「厨二」は正直わかる。

 

それの何が悪いんじゃい。厨二sick大歓迎じゃい。

 

というか、今のぼくの状況、そして年齢も関係しているかもしれないけど、「Butterflies」に収録された応援歌の蝶の群れは、ふわっとビシッと心にささった。励まされっぱなしだけど、単純だけど、まだまだがんばれるって思えた。

 

そして、まずは痩せる。CD同梱のBDでライブ版の「ガラスのブルース」を観そんなことを思った1日だった。

 

そういえば、アルバムオリジナルの曲で終わらなかったアルバムって「Butterflies」が初めてじゃないか。