アオトのコゴト

ここは文字に臆病になった僕が通う診療所

Re:start

 どうも、アオトです。初めまして。

 

2015年12月に精神科で「適応障害」と診断されて、仕事は1ヶ月お休み。

でも、まだ1年も働いてないから傷病手当は出ないので、実質ニート

奥さん、ごめんね。こんなんで。

 

趣味も、読書とアニメ観るぐらいしかない…。絵に描いたようなクズだ。

社長にも「お前は6年も他の社会人より遅れてる。周り見てみろ。28歳って普通の会社員ならとっくに役職についてバリバリやってる年齢やぞ。恥ずかしくないんか」

と言われる始末。普通ならそこで「クッソが〜! やってやんよ!」ってなるんでしょうけど、僕は「あっ、そうですか」ってなっちゃった。

 

そもそも僕は大学出てから本屋でバイトしながら小説家目指して、お金貯まったタイミングで半年ぐらい引きこもって小説書いてた。で、貯金が底をついたタイミングでたまたま通ってた大学の事務スタッフのアルバイトで拾われて、それしながらせかせかまた書いて。って人生を送ってきた。結局その6年間でデビューできてないんだから、まあ「遅れてる」と言われても仕方ないけど。

で、結婚するにあたって就職した。よくある話。どこにでも転がってる話。

 

でも違ったのはやっぱり僕は順応できなかった。会社に適応できなかった。人の流れに対応できなかった。

 

で、今ここ。リビングのこたつに潜って、長年連れ添った相棒のMacbookAirとイチャイチャしてる。

 

でも一番の問題は、もう1年くらい前から小説が書けなくなってしまったこと。これが一番精神的にキツい。相棒の電源を付けてWordを開くけど、何も浮かんでこない。キーボードを叩いて2行ぐらい書いたら消す。まっさらの画面にまたカタカタ文字を打って消す、を繰り返してる。

 

やっぱり才能ないんかな。頭も悪いし小説なんて書けんのかな…。それでまだ落ち込む。

でも、小説家になろうと思ったときに僕は決めた。

それは本屋でバイトしていた頃。本屋内の売り場をエレベーターで移動していたとき、二人組の女性とすれ違った。そのかたっぽが「私、昔Campusのノートに小説書いてたことあってな。でも、なんか気付いたら書くのやめちゃっててん。で、今は全く手付かず。たぶんこれからも書かへんと思うわ」って、言って笑ってた。

 

その顔が今でも脳裏に焼き付いている。腹が立つ、とはまた違った感情と一緒に。僕は思った。「きっと、世の中にはこういう人がいっぱいいるんだ。夢半ばというか、始める前から辞めてる人たちがいっぱい」

そりゃ様々な事情があって断念を余儀なくされる人はいるはず。でも、僕はそっち側に立ちたくないって強く誓った。

ただ、今はそっち側に立ってる気がする。気がするんじゃない、周りから見れば、世間から観測したら完全にそっち側だ。

 

だから、僕はこのブログをきっかけに再出発する。リトライする。「ニューゲーム」じゃない。簡単に消せるWordの行じゃなくて、今まで自分が好きだった人生を更新する。

そのために、このはてなさんで大したことじゃないけど文字を書く練習をする。

「気分転換になるかもしれへんし、ブログ始めたら?」って言ってくれた奥さん、本当にありがとう。

 

僕はここからまた歩き出す。ただ、いつも最初だけで燃え尽きちゃうから、地道にコツコツと。毎日アップかはわからない。

でもここからまた始めます。